夏挙式

神社挙式40名
出水神社挙式▶2階本館和座敷▶6階テラスラウンジ
京都にお住いの花嫁様のご希望スタイルは、
生まれ育った熊本での神社婚。
学校を卒業して親元を離れ、
京都で就職をしてから随分と時が過ぎていることと、
何度も打合せに通えないからと、
まずは地元にお住いの花嫁のお母様に頼られて
会場選びが始まりました。
よくあるショー的なウエディングのスタイルではなく、
イギリスのご家族たちに
日本の良さと美しさを
楽しんでいただけるような式にしたいから、と
選ばれたのは厳粛な神前挙式と旅館での披露宴。
忙しい合間を縫って内覧にお越しいただいた二人は、
ご両家の緑を深めるような、
イギリスと日本の良さを融合したような
結婚式を望まれました。
実際にお顔を並べて打合せできたのは2回だけ。
それでも、数日ごとのメールのやり取りと
お母様の応援もあって進めていけた準備。

帰省しての打ち合わせの日、
彼にも細かく当日がイメージできるように
通訳の方にお立会いいただいたり
イギリスの慣習に添って
花嫁のドレスは当日支度が整うまで
彼には見せないルールを守ったり
打合せで深めていかれたのは、
お互いのご家族ご両親に対する優しいお気持ちでした。
海外、県外から駆けつけてくれたご友人家族たちに
囲まれて迎えた結婚式当日。
彼のお母様は第一礼装、黒留袖をお召しになられ、
儀式の作法、披露宴の進行全て
同時通訳で両家の文化をリスペクト。
普詞を日本語で読み上げられる彼を
列席者全員があたたかく見守られました。
始まった披露宴、
2階和座敷ではお食事とゲストのご紹介がメイン。
乾杯はイギリスから駆け付けた
彼の姪っ子ちゃんの「かんぱい」の声。
畳にテーブル椅子、高級感のある和の室礼で
和やかな時間が流れます。
美味しいお食事は和洋どちらにも食べやすく
地元熊本の食材を
外国の方にも好まれやすいメニューに仕立てました。
席次表には英語と日本語 両国語での表記。
二人手作りのパーソナルブックも準備。
和装から洋装への色直しの時間は6階へゲストをご案内。
挙式を終えた水前寺公園の日本庭園を
上から見下ろせるテラスラウンジには、
アフタヌーンティーをイメージした
イギリスのお菓子も並べました。
新郎新婦の入場はファーストダンス。
イギリスの慣習を日本のゲストへ伝えるために
二人で練習したワルツも上手に踊れて
沢山の拍手に包まれました。
外国の披露宴のようにゲストとの近しい会話で
過ぎて行く時間のラストシーンは
彼へのサプライズメッセージも英語で取り込んだ
オリジナル movie。
二人の幸せを共通の話題にしながら
コミュニケーションで心を通わせることができた
スペシャルな一日。
お二人のスタートを御手伝いさせていただいたご縁に、
心から感謝を申し上げます。